健康

熱中症の応急処置ではどこを冷やすのが効果的?

熱中症で大切なことは、まずはかからないように予防することです。
外での過ごし方以外に、睡眠不足や夏バテなどの体調不良や飲みすぎや下痢で体の中の水分が減っているときにも熱中症にかかりやすいです。
私も思い当たることがいくつか・・・。おなかを出して寝てるんでしょうかね?朝起きたらおなか壊したりすることがあります。(泣)そんな日は熱中症に気をつけなくては。
さて、もしも熱中症にかかってしまったら、一分一秒でも早く体温を下げたいのものです。効果的に体を冷やす部分はないものでしょうか?
それはズバリ、熱中症の応急処置で冷やす部分は、首、脚の付け根、わきの下などの太い血管の通った箇所です。また水分補給で体の内側から体温を下げることも重要です。
この記事を読めば、効果的に体温を下げることができ、回復も早くなります。体調を取り戻し夏を楽しみましょう!

熱中症の応急処置は体の外と内から冷やす

熱中症は時には命までも奪うことがあります。
その一方で、早期に発見し、応急処置をすれば助かる病気でもあります。

特に子供は熱中症にかかりやすいので、大人が適切な応急処置を知っておく必要があります。

子供が熱中症にかかりやすい理由は、

  • 子供は体温調節機能が十分に発達しておらず、体温がうまくコントロールできない
  • 大人より身長が低いため、地面からの熱や照り返しの影響を受ける(赤ちゃんは場合、地面とベビーカーの距離が近い)

また、乳幼児は自分で服を脱いで体温を調節したり水分補給ができません。
大人が子供の様子をよく見て熱中症に気を付けてあげましょう。

暑い夏の日は、誰もが熱中症になるリスクが高まります。
もしも熱中症にかかったときでも適切な対処をすれば、重症にならず回復します。

さて、熱中症の応急処置で重要なのは体温を早く下げることです。
早く体温を下げるには体の外と内の両方から冷やすことです。

体の外側から冷やす1

体を濡れたタオルで拭きます。体が早く冷えるように皮膚の表面の温度を下げます。

腕や脚に水をかけてうちわなどであおいで冷やしてもよいです。

体の外側から冷やす2

首、脚の付け根、わきの下などのを氷のう(なければビニール袋に氷水を入れたもの)や保冷剤で冷やします。保冷剤はタオルでくるんで使います。
太い血管の通っている箇所を冷やし体温を下げます。
この冷やす箇所は環境省の熱中症環境保健マニュアルにも書かれています。

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体の内側から冷やす

冷たい飲み物を飲む
冷たいものを摂取することで体の内側の熱を奪い、体温を下げます。

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水分補給も効果的!注意すべき2つ

汗をかいて脱水症状が起きているので水分を補給し体温調節機能を早く回復させたいものです。
熱中症の水分補給はこんなことに注意しましょう。

何を飲むか?
水分補給は経口補水液かスポーツドリンクが適しています。
これらがない場合、水に少量の塩を溶かしたものを用意します。
または、梅干しなどの塩分を含んだ食品と一緒に水を摂ります。

熱中症の水分補給は水分と塩分は必ず一緒に摂ることです。

飲み方は?
一気に飲まず、ゆっくりと一口ずつ飲みます。

応急処置で回復しない、そんな時は・・・

応急処置をしていても回復しない・症状が悪化した場合は、医療機関に今すぐ行きましょう。

今すぐ病院!

  • 水分を摂ってもすぐに吐いてしまい、時間が経つにつれぐったりしてきた
  • 呼びかけに対しだんだんと反応が弱くなった
  • 疲労感が増し、体に力が入らなくなる

病院に着くまでの間、水分を摂り体を冷やし続けます。

今すぐ救急車!!

  • 自分で水を飲むことができない
  • 意識がない、呼んでも反応がない
  • 体がガクガクと震え、けいれんしている

救急車が来るまで、体を冷やし続けます。
自力で水を飲めない時は、水分補給は中断します。

熱中症の応急処置で効果的に体を冷やす方法のまとめ

  • 体を外から冷やす
    皮膚を温度を下げ体を冷やします。
    濡れタオルで体を拭いたり、腕や足に水をかけうちわなどであおいで肌を冷やします。
    首、脚の付け根、わきの下などの箇所を氷のうや保冷剤で冷やします。
  • 体の内から冷やす
    冷たい飲み物を飲むことで、体の内側から体温を下げます。
  • 水分補給の注意点
    塩分の入った飲み物で水分補給します。
    経口補水液やスポーツドリンクが適しています。
    一口ずつゆっくり飲みましょう。
  • 応急処置で回復しない時
    応急処置をしても症状が回復しなかったり悪化する場合は、病院を受診しましょう。
    すでに意識がなく、自分では水が飲めない場合は、今すぐ救急車を呼びましょう。

最後に

熱中症の応急処置は、一刻も早く体温を下げることです。
体の外と内からの両方から冷やすことを意識して応急処置を行いましょう。

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