気になる病気・症状

季節の変わり目の風邪の3大症状と対策

“季節の変わり目に風邪をひきやすい”とよく言われますが、これってホント?
もしかして気のせい?
誰だって風邪をひくことだってあるさ、季節のせいじゃないのでは?
たまたま風邪をひいただけ?
いやいや、季節の変わり目に風邪をひきやすいのは本当です。
季節の変わり目の風邪の3大症状は、喉の痛み、鼻水、頭痛です。どれも最初のうちは症状が軽いのであまり気づきません。
風邪はひかないほうがいいし、もし、ひいてしまったら早く治したいですよね!
だったら、この記事の免疫力アップの方法が役に立ちます。
風邪をひいたらやってはいけないNG事項とは?ぜひチェックしてださいな!

季節の変わり目に風邪をひくのはナゼ?その原因とは

季節の変わり目に風邪をひく原因は、気温の変化に左右されず体温を一定に保つために自律神経をフル稼働することで、疲れが溜まり免疫力が下がることにあります。

人の体には恒常性(=こうじょうせい、ホメオスタシス)という機能があります。
恒常性とは外の環境の変化に左右されず体内の状態が一定に保たれていることです。
この恒常性は自律神経によって調整されています。

例えば、人の体温は常に36~37℃くらいに一定に保たれています。
気温が38℃になったからといって、体温が38℃になる、または体温が上がり続けることはないですよね。
体温は36~37℃をキープしています。

逆に、気温が低くても体温が下がることはないですよね。体温は常に36~37℃を保っています。

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体温を一定に保つために自律神経が体のあちこちに連絡を取り、気温が上がれば、汗をかいたり血管を広げたりして体の外に熱を逃す。気温が下がれば毛穴の閉じたり血管を縮めたりして体温が逃げないように調節しているんです。

体温調節をはじめとして自律神経の働きで恒常性を保つことができます。

季節の変わり目は気温の変化が激しく、日によっては暑かったり寒かったり、また昼と夜で寒暖の差があったりします。昼は汗ばむくらい暑いのに夜は肌寒くことも。

このように気温が変化が大きいと、自律神経は体温調節のために休む間もなく働き続けます。

季節の変わり目で暑い日と寒い日が交互に続くと、“体がだるい、疲れた”と感じるのは自律神経のフル稼働からくる疲労です。

疲労が続くと免疫力が下がってウイルス性の病気にかかりやすくなります。
これが季節の変わり目に風邪をひく理由です。

季節の変わり目の風邪の三大症状

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季節の変わり目の風邪のよくある症状は、喉の痛み、鼻水、頭痛の3つです。

いずれの症状も最初は軽く、風邪だとは気づきません。

  • 何だか喉がイガイガする
  • 鼻がグズつく
  • 頭がちょっと重いかな

などの見逃しそうなくらい小さな変化です。

次第に、咳が出る、寒気がする、熱が出る、頭がズキズキ痛いなど症状が進行して風邪をひいたことに気づきます。

症状が進行すると治るのに時間がかかるので、季節の変わり目の風邪は長引きます。

風邪の治し方と免疫力アップ対策

風邪の治し方

風邪を治すのに大切なことは2つです。

  • 十分に体を休ませる
    早く寝て疲れを取ることが一番の風邪治療になります。
    とにかく休息が大事です。
  • 体温を快適に保つ
    快適に保つポイントは、汗をかかない程度にあったかく過ごすことです。
    風邪をひいたときはあったかくして過ごすと言いますが、やりすぎは厳禁。
    暑い日に長袖・長ズボンを着て毛布をかぶるのは絶対にダメ~!!
    体は体温調節に忙しく、風邪を治すが後回しになってしまいます。

免疫力アップ対策

免疫力を上げるには、疲れを取ることです。
繰り返しになりますが、十分に体を休ませること、これに尽きます。

それと気をつけたいの食べ過ぎです。

風邪をひくと食欲が落ちます。
食欲がない時は無理に食べてはいけません。

“食べないと体力落ちそう”と思うでしょ?

風邪の時食欲が落ちるのは、ウイルスと闘うことだけに体力を使いたい体のからのサインです。

体はウイルスと闘うために体温を上げて免疫力をアップさせます。
しかし、食べ物を消化するために胃に血液が集中すると思うように体温を上げることができません。

なので、体はあらかじめ食欲をなくておいてウイルスとの戦闘態勢に備えるのです。

風邪をひいて食欲がなくなるのは体にとっては自然なことで、食べられる量だけ食べればいいんです。

風邪薬は飲む?飲まない?どっちが治りが早い?

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風邪をひいたときの対処法は、基本、風邪薬は飲まないほうが治りが早いです。

早く寝る、十分な休養を取るのが一番です。

しかし、咳が出て寝れない、鼻水が止まらず集中力が途切れる、熱あっても仕事が休めない等々風邪をひいたらいつでも十分な休養が取れないわけではないですよね。

そんな時は症状を緩和するために風邪薬を飲みます。
風邪薬が効いて症状が軽くなっている間に、生活の最低限のことを済ませましょう。

風邪薬を飲むと症状が軽くはなりますが、治ったわけではありません。
無理をすると風邪を長引かせることになるので、たとえ薬のおかげで症状が軽くなっても十分な睡眠と休養はまだまだ必要です。

風邪の予防

できれば風邪はひかないに越したことはないです。

季節の変わり目には特に以下の2点に気をつけてほしいです。

  • 体温調節をこまめにする
    季節の変わり目には、羽織ものを一枚もって出かけましょう。
    寒い時は着て、暑くなったら脱いで体温調節をします。

    あとは、汗をかいたら放置せず拭きましょう。
    汗は放っておくと体が冷えて、風邪の原因になります。
    できるなら、汗でぬれた衣類を着替えるとベターです。

  • 暴飲暴食をしない
    飲み過ぎ・食べ過ぎは消化に時間がかかってしまいます。
    そうすると自律神経は、消化もコントロールしながら体温調節もしなければいけないので、常に働きっぱなしになります。
    毎日このような繰り返しをしていると、小さな疲れがどんどん積み重なって、疲れが取れなくなります。
    そうなると、免疫力が低下し風邪をひきやすくなります。

風邪予防なのに暴飲暴食?と思われるかもしれませんが、体に負担のかかることは免疫力に影響するので、できるだけ避けるようにしましょう。

季節の変わり目の風邪の三大症状のまとめ

  • 季節の変わり目に風邪をひく原因
    気温の変化に左右されず体温を一定に保つために自律神経をフル稼働することで、疲れが溜まり免疫力が下がることにあります。
  • 季節の変わり目の風邪の三大症状
    季節の変わり目の風邪のよくある症状は、喉の痛み、鼻水、頭痛の3つです。
    最初のうちは症状が軽いので、風邪とは気づきにくいです。
    症状が進行すると治るのに時間がかかるので、季節の変わり目の風邪は長引きます。

  • 風邪の治し方
    十分に体を休ませると体温を快適に保つです。
    汗をかくのは疲労を招くので、汗をかかない程度にあったかく過ごすことがポイントです。

  • 免疫力アップ対策
    十分に体を休ませるが第一です。
    そして風邪の時、食欲がない時は無理して食べないことです。
    体はウイルスとの戦いに備えるため、消化にエネルギーを使わせない。

  • 風邪薬は飲むのと飲まないのとどっちが治りが早いか
    風邪薬は飲まないほうが治りは早い。
    ただし、症状がひどい時は薬を飲んで、生活の必要最低限のことを済ませましょう。
    無理は禁物!何はともあれ、風邪薬を飲んでいても休養が一番です。

  • 風邪の予防
    羽織もので暑さ・寒さを調節しましょう。
    汗をかいたらしっかり拭くこと。
    汗の放置は体を冷やすのでしっかり拭いて風邪の原因をなくしましょう。

最後に

季節の変わり目に風邪をひくのは気のせいではありません。体の様々な機能をコントロールしている自律神経が絶えず働いてると、疲労が溜まり免疫力の低下を招きます。
人の体はよくできているのもので、体を休めることの大切さをあらためて実感します。

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