気になる病気・症状

妊婦の花粉症のくしゃみから胎児を守る【正しい対策3つ】

妊娠中、小さな体の変化が気になることあります。
例えば、くしゃみをしておなかが痛くなると『くしゃみで流産することないよね?』と急に不安に思ったりします。
花粉が飛ぶ季節でくしゃみの回数が増えると、心配事も増え心も体もスッキリしませんよね。
ここで妊娠中の花粉症対策をおさらいしておきませんか?
妊婦の正しい花粉症対策は3つ。
その1、花粉症の症状は薬でコントロール。その2、家の中に花粉を持ち込まない。その3、花粉をガードするの3点が大切です。
妊婦でも薬による花粉症対策は効果的です。とはいえ、妊婦ならではの注意事項があるのでこの記事でしっかりチェックして、花粉症の時期を快適に過ごしましょう。

くしゃみで流産・早産の可能性は?

花粉症の症状の中で、妊婦さんが気にするのはくしゃみです。
くしゃみをするとおなかに力が入るので、流産や早産をするのではと不安になります。

しかし、

花粉症のくしゃみによって流産や早産の可能性は、ほぼないです。
くしゃみによって腹圧がかかったとしてもそれが子宮の収縮に直接つながるわけではありません。

くしゃみが原因で流産などの危険性はありませんが、おなかの張りが気になる人、よくおなかに痛みが出やすい人は一度産婦人科で相談してみましょう。

胎児を守る妊婦の正しい花粉症対策3つ

花粉症のくしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの症状は煩わしく憂鬱なものです。
妊娠中は体の小さな不調でも気になります。

おなかの赤ちゃんのことをまず、第一に考えたいですよね。

妊婦は花粉症になったら、我慢するしかない?

いえいえ、そんなことはありません。
妊娠中でも対策しだいで快適に過ごすことができます。

それでは、妊婦の花粉症対策3つを紹介します。

1、症状を薬でコントロール

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花粉症の辛い症状(くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、涙目等)は薬で軽くして、少しでも快適に過ごしましょう。

えっ、妊娠中に薬って飲めるの???妊娠中は花粉症になっても我慢するしかないと思っていた・・・

妊娠中は薬が飲めないと思われていますが、かかりつけの病院で妊娠していることを伝えた上で薬を処方してもらいましょう。
耳鼻科や産婦人科では妊婦でも飲むことができる薬を出してくれます。

花粉症の治療は対処治療(=症状を軽減・緩和する方法)が第一選択です。

妊娠中は、お母さんの快適がおなかの赤ちゃんの快適につながります。
症状が和らげる薬はないか病院で相談してみましょう。

薬の注意点

花粉症の薬には、目薬や点鼻薬があります。
このような外用薬(外からつける薬)であっても、自分の判断で市販薬を買うのはやめましょう。

妊婦が避けなければいけない成分が入っていることもあるので、妊娠中は外用薬であっても病院から出されたもの以外は使わないようにしましょう。

2、花粉を持ち込まない

花粉を持ち込まない工夫がとても重要です。
花粉の量が少なければ症状が落ち着くことがありますので、花粉に触れる機会を減らすことが症状の改善につながります。

症状が軽ければ、薬を飲まなくて過ごすことも可能です。

花粉を持ち込まない工夫

まず一つは、洗濯物は室内干し。
外でパリッと洗濯物を乾かしたいところですが、花粉が飛んでいる時期は室内干しにして花粉の付着を防ぎます。

次に、家に入る時は衣類の花粉を払ってから入る。
玄関前で上着やコートを脱いで、パタパタと叩いてから家の中に入ります。このひと手間に効果があります。
上着はできれば、ウールやフリースを避け、ツルツルとした素材がおすすめです。

そして、あれば空気清浄器を利用する。
室内に入ってしまった花粉を空気清浄器で吸い取って、花粉の量を少しでも減らしましょう。
空気清浄器がない場合は、花粉が舞い上がらないようにこまめな拭き掃除で花粉を除去しましょう。

3、花粉をガードする

外に出る時は、マスク、サングラスをつけ、目・鼻・喉の粘膜に花粉が付かないようにします。

外から戻ったら、手洗い・うがいをして花粉を洗い流します。
単純なことですが、花粉を体内に入れないことが大切です。

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妊婦の花粉症のくしゃみから胎児を守る【正しい対策3つ】のまとめ

  • くしゃみで流産・早産の可能性は?
    花粉症のくしゃみによって流産や早産の可能性は、ほぼなし。
    くしゃみによって腹圧がかかったとしてもそれが子宮の収縮に直接つながるわけではありません。
    おなかの痛みやハリが気になる人は一度病院で相談してみましょう。
  • 胎児を守る妊婦の正しい花粉症対策3つ
    1、症状を薬でコントロール→耳鼻科や産婦人科では妊婦でも飲むことができる薬を出してくれます。
    2、花粉を持ち込まない→洗濯物を室内で干す、玄関前で上着やコートを脱いで、パタパタと叩いてから家の中に入るなど、花粉を持ち込まない工夫が大切です。
    3、花粉をガードする→マスク、サングラスをつけ、目・鼻・喉の粘膜に花粉が付かないようにする。外から帰ったら、手洗い・うがい。

最後に

妊娠中の薬の使用は、目薬や塗り薬であっても市販のものは一度医師に相談してから使うとよいです。一般的には大きな副作用の心配ない薬でも“この成分は妊婦にはNG”というものがありますので、事前の確認が安心につながります。

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