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二日酔いの頭痛とロキソニンは相性最悪!?その理由とは

ロキソニンは2011年からドラッグストアで市販薬として買えるようになりました。
頭痛によく効くし眠くならないので、痛みに重宝な薬です。
“二日酔いの辛~い頭痛にロキソニンを飲んだら、早く痛みが取れそう!”そんなこと思ったことないですか?
実は二日酔いの頭痛にロキソニンは飲んではいけなかったんです。
それは、体の負担が大きいからです。特に、肝臓のへの負担が大きく、肝機能が弱ると体の疲労が取れないからです。
体の疲労が取れないと二日酔いの回復も遅くなってしまいます。
と言うわけで、この記事では、アルコールとロキソニンの関係をまとめました。
そして、ロキソニンを飲まずに頭痛を改善する方法も書いてあるので、二日酔いの時に参考にしてくださいね~☆

ロキソニンはどんな頭痛にも効く?

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頭が痛い時、頭痛薬を飲む人も多いと思います。
ロキソニンは生理痛や歯痛にもよく効く鎮痛剤です。

思考が停止しそうなくらいズキズキ、ガンガンする二日酔いの頭痛。
そんな二日酔いの頭痛にロキソニンを飲んで、痛みを取りたいですよね。

では、二日酔いの頭痛にも効果あるんでしょうか?

ロキソニンは二日酔いの頭痛にも効果はあります。
飲めば、頭痛が治まります。

しかし、二日酔いの頭痛にロキソニンは飲んではダメなんです。


ロキソニンは二日酔いが原因の頭痛にも効きますが、飲んでいいかどうかは別問題です。
効くのに飲めないって、何だか切ないですね。。。(泣)

二日酔いが引き起こす頭痛の原因

二日酔いの頭痛の原因は2つあって、一つは、アルコールを分解した後にできるアセトアルデヒド、もう一つは、アルコールによる脳内の血管の拡張です。

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まず、アセトアルデヒドという物質が頭痛や吐き気や胃のむかつき、だるさなどの症状を引き起こします。

お酒を飲むとアルコールは肝臓で分解され、最終的には水と二酸化炭素になり体から排出されます。
その分解の途中でアセトアルデヒドができ、飲んだアルコール量が多ければ、アセトアルデヒドの量も多くなります。

なので大量にお酒を飲むと二日酔いになるというワケです。

そして、アルコールは血管を広げる作用があります。
飲酒により脳内の血管が広がり、神経にあたることで頭痛が生じます。

さて、問題はここからです。

こういった二日酔いの頭痛とロキソニンの相性が悪いということです。

効くのに飲んではダメ?ロキソニンとアルコールの関係

二日酔いの頭痛にロキソニンを飲んではいけない一番の理由は、

アルコールも薬(ロキソニン)も肝臓で分解されるため、この2つを同時に摂ると体の負担が大きいからです。特に、肝臓のへの負担が大きく、肝機能が弱ると体の疲労が取れません。

二日酔いとは、まだアルコールが体に残っている状態です。
アルコール分解途中の物質のアセトアルデヒドが体内に大量にあります。

そのような状態でロキソニン(薬)を飲むと、肝臓はアルコール分解もロキソニンの分解もしなくてならず、疲れてしまいます。

肝臓が疲れてしまうと、体全体に疲労が広がり、結果的に二日酔いが長引いてしまうんです。

二日酔いの頭痛とロキソニンは相性が悪い点は、もう一つあって、

薬(ロキソニン)が効きすぎてしまうことです。

効きすぎることは、“良いこと”のように感じるかもしれませんが、全くの誤解です。

効き過ぎは、思わぬ副作用を引き起こすので注意しなければいけません。

肝臓はすでにアセトアルデヒドの処理で手いっぱいの状態です。
そこに薬であるロキソニンが体に入ってくると、肝臓は薬の分解が後回しになります。

通常、薬は肝臓である程度分解されてから、患部に効くように作られいます。
しかし、肝臓で分解されず、薬の成分が必要以上の量が体内を巡ることになると、つまり、薬の効き過ぎは予想外の副作用が出る危険性があります。

このようなことから、二日酔いの頭痛にロキソニンは飲んではいけないのです。

ロキソニンの説明書にも飲酒の前後は服用禁止と書かれています。(赤丸の箇所注目)

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画像引用元:第一三共ヘルスケア

頭痛を和らげるには

二日酔いによる頭痛には、まず、水分補給です。
飲酒によって体は脱水状態になっているので、水分補給が必要です。

水を摂りましょう。

お茶やコーヒーには利尿作用があるので、水分を体の外に出してしまうので、水分補給には向いていません。

もし、用意できるならスポーツドリンクを飲みましょう。
スポーツドリンクは、体に吸収されやすいように塩分や糖分が入っているのすばやく水分補給ができます。

次に、糖分でカロリーを摂りましょう。
体はアルコール分解でずっと働いていますので、エネルギー補給が必要です。

糖分の中でも果糖がベストです。
肝臓は果糖をエネルギーにして動いているので、果糖を補給して肝臓の働きをサポートします。

食べるなら果物を摂りましょう。

果物がなければ、パンやクッキーを少量摂ります。
胃に負担がかからない程度にカロリーを摂りましょう。

もし食べ物を受けつけないようなら、無理に食べる必要はありませんよ。
その場合は、こまめに水分補給して、気分が回復したら少しだけ食べればよいです。

二日酔いの頭痛とロキソニンは相性最悪!?その理由とはのまとめ

  • ロキソニンはどんな頭痛にも効く?
    ロキソニンは二日酔いの頭痛にも効果はあります。
    しかし、二日酔いの頭痛にロキソニンは飲んではダメです。

  • 二日酔いが引き起こす頭痛の原因
    二日酔いの頭痛の原因はアルコールを分解した後にできるアセトアルデヒドとアルコールによる脳内の血管の拡張です。

  • 効くのに飲んではダメ?ロキソニンとアルコールの関係
    アルコールもロキソニンも肝臓で分解されるため、この2つを同時に摂ると体の負担が大きい。とりわけ肝臓が疲れてしまうと、体全体に疲労が広がり、結果的に二日酔いが長引いてしまいます。

  • 頭痛を和らげるには
    飲酒によって体は脱水状態になっているので、水分補給が必要です。
    まず、水分補給です。そして糖分でカロリーを摂り、アルコール分解のサポートをします。

最後に

ロキソニンは、二日酔いの頭痛にも効きます。でも二日酔いはいつもの体の状態とは違うので、どのような副作用が出るかわからないので薬の服用は危険です。
二日酔いに水分補給は絶対必要なので、水は忘れずに飲んでくださいね。

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