気になる病気・症状

手湿疹の我慢できないかゆみ・痛みの原因と治し方とは?

掻くと気持ちがよくて、掻きだすと止まらない(泣)
その後に痛くなって、また掻いては痛いの繰り返しで、段々ひどくなる手湿疹。
そのかゆみや痛みを何とかしたーーーい!!
そのためには、かゆい→掻く→痛いけどかゆい→掻く→症状悪化・・・をどこかでストップさせなければいけません。
では、我慢できないかゆみ・痛みはどうしたらいいかというと、まず、薬でかゆみを抑えることです。そして症状が改善されたら保湿をして手湿疹の予防です。
手湿疹のかゆみや痛みの原因を知らず、いきなり薬をつけると言われても不安になると思うので、この記事では、手湿疹のかゆみ・痛みの原因と治し方をセットにしてまとめました。あなたの手湿疹の症状と照らし合わせながら、読んでみてくださいね。

手湿疹のかゆみ・痛みの原因

手湿疹のかゆみ・痛みは、乾燥による炎症からきています。

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かゆみも痛みも同じ原因?

そもそも手湿疹の原因は乾燥です。
乾燥すると皮膚のバリア機能が低下して湿疹ができやすくなります。

私たちの皮膚の上には、皮脂膜という皮脂と水分の混ざり合った油膜が乗っています。
まぁ、目に見えませんが、皮膚を守っています。

皮脂膜が無くなると皮膚の水分が失われて乾燥します。そうなると外からの刺激を受けやすく炎症を起こし、かゆみや痛みといった症状が出ます。

外からの刺激には、チリやホコリ、ダニ、花粉、化学成分、衣類の繊維、自分の髪の毛等々ありますが、皮膚のバリア機能が低下している時は普段は何ともないものに反応してしまいます。

また、アトピー性皮膚炎やアレルギー体質の人は、皮膚の水分を保つ力が弱いため乾燥しやすく手湿疹にもかかりやすいです。

手湿疹とストレスの意外な関係

手湿疹の原因で忘れがちなのが、ストレスです。

手湿疹とストレス、一見関連がなさそうですが、これが意外と深いんです。

ストレスで免疫力が落ち皮膚が外からの刺激を受けて湿疹を引き起こす、これはよくあることで見当がつきますね。

忘れがちなのは、手湿疹があること自体がストレスだということです。

  • カサカサ、ジュクジュクして見た目が気になる
  • 手を使わず一日中隠しているわけにもいかず、人目にさらされる
  • 湿疹ができた手を自分で見るたび憂鬱で気分が沈む
  • かゆいのに掻くとひどくなるのがわかるので、『かゆいのに掻けない』葛藤

これらのストレスが手湿疹の治りを遅らせる要因になっていることもあります。

あなたのかゆみ・痛みは「乾燥型」?それとも「湿潤型」?

手湿疹の症状は大きく分けて2つあります。

まず、一つは乾燥型です。

手湿疹両手画像出典元:厚生労働省

乾燥型の症状は、手全体もしくは部分的に乾燥していて、見た目はカサカサしていて、かゆみがあります。特に乾燥が進んだ箇所では、手の皮がめくれたり関節部分がパックリとひび割れて痛いです。

また、掻くと粉を吹いたようになり、角質が剥がれ乾燥が進みます。
さらに掻き続けると、皮膚に傷がつき黄色い液体が出てきてジュクジュクなり、湿潤型の症状も出るようになります。

もう一つは、湿潤型です。

湿潤型の症状には、小さな水疱があります。かゆみがあり、掻くとその水疱が潰れ、中から黄色い液体が出できてきます。
水疱が潰れると皮膚はジュクジュクして痛みも出ます。

手湿疹水泡

画像出典元::独立行政法人労働者健康福祉機構

黄色い液体は、滲出液(しんしゅつえき)といって、リンパ液のことです。
ケガした時にガーゼに染み出るあの黄色い液体と同じです。

滲出液は、ウイルス性ではないので、黄色い液体がついても患部が広がったり、感染することはありませんよ。

手湿疹のかゆみと痛みの治し方

手湿疹を治すには、まずかゆみを抑えることです。
かゆみを抑えるのには、ステロイドの塗り薬が効果的です。
かゆみを我慢するのは大変なストレスで、手湿疹にも心にもよくないです。

市販薬にはロート製薬の「メディクイック」があります。

メディクイックはクリームと軟膏の二種類あり、痛みがある時やジュクジュクしている時は軟膏タイプがしみなくて◎
ベタつき感が気になる人は、クリームタイプがおすすめです。

かゆみを抑えるステロイドの塗り薬は他にもあるので、薬局にいる薬剤師に相談して、症状に合った薬を選ぶといいですよ。

手湿疹がどうかよくわからない時は、皮膚科に行きましょう。
また、ステロイドを使うのが心配な人は、皮膚科でステロイドの使い方よく聞き、症状に合った薬を出してもらいましょう。

かゆみが治まれば、掻かなくなるので痛みも徐々に改善されます。

症状がよくなれば、手湿疹ができていることへのストレスも徐々に軽減されるので、治りの早さも期待できますね。

手湿疹の症状のかゆみ・痛みがなくなったら、次は保湿です。
ハンドクリームや保湿クリーム等で、乾燥を防ぐことで手湿疹ができないように予防します。

手洗いや水仕事をした時や乾燥を感じた時は、その都度ハンドクリームを塗り直しましょう。

手湿疹の治し方は、まずステロイドの塗り薬でかゆみをコントロールして症状の改善。次に、保湿をすることで手の乾燥を防ぎ、手湿疹を予防するのが最も早い治し方です。

手湿疹の我慢できないかゆみ・痛みの原因と治し方のまとめ

  • 手湿疹のかゆみ・痛みの原因
    手湿疹のかゆみ・痛みは、乾燥による炎症からきています。

  • 手湿疹とストレスの意外な関係
    ストレスで免疫力が落ち皮膚が外からの刺激を受けて湿疹を引き起こしています。
    手湿疹があること自体がストレスで治りを遅らせる要因になっています。

  • かゆみ・痛みは「乾燥型」か「湿潤型」
    乾燥型は、手全体もしくは部分的に乾燥していて、見た目はカサカサで、かゆみがあります。
    湿潤型は、小さな水疱ができ、かゆみがあります。掻くとその水疱が潰れ中から黄色い液体が出てきて患部がジュクジュクになります。

  • 手湿疹のかゆみと痛みの治し方
    まずステロイドの塗り薬でかゆみをコントロールして症状の改善。次に、症状が治ったら保湿をすることで手の乾燥を防ぎ、手湿疹を予防するのが最も早い治し方です

最後に

手湿疹の意外な原因としてストレスがあります。
手湿疹があること自体がストレスになり、手湿疹の治りを遅らせる要因になっているかもしれません。
手湿疹の原因をもう一度探ってみましょう。

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