‘オオイタドリとイタドリは、呼び方が違っているだけで効果は同じでは・・・?’
‘ただ、“オオ”が付いてるか付いていないだけでは・・・?’
と思うほど、オオイタドリとイタドリはと~っても近い品種で、健康効果が高く成分や効能も似ているんですが、一緒の物ではないので区分してあります。
オオイタドリはサプリメント。イタドリは漢方薬として使い分けされています。
気になる症状があるなら、どちらの薬草の薬効がいいのか知っておく必要がありますね。
この記事では、効能から医薬品の区分の基準まで、うっかり間違えそうになることをまとめました。
この機会に整理して覚えておいて、健康維持に役立ててくださいね。
そもそもオオイタドリ、イタドリって何?
【オオイタドリ】
【イタドリ】
と言われても、一体どんなものなの?と思いますよね。
漢字ではこのように書きます。
オオイタドリ=大痛取
イタドリ=痛取
オオイタドリ、イタドリもタデ科の植物で野草です。
野山に自生している多年草です。
オオイタドリとイタドリは近縁種で見た目もよく似ています。
見分け方は、オオイタダリは葉が大きく、一回り小さいのがイタドリです。
オオイタドリは、“痛みをたくさん取る”、そんな意味かと思っていましたが、大きい葉っぱだから、“大”痛取なんですね~。
はやとちりするところでした(照)
オオイタドリもイタドリも食べられる野草です。
若芽を油炒め、和え物、サラダ、酢の物等にして食べることができます。
どちらも薬効が高く、古くから健康維持に役立つ薬草として利用されてきました。
イタドリについて
イタドリ画像出典元:仙台河川国道事務所ホームページ
イタドリは、漢方薬の「虎杖根(=こじょうこん)」として使われています。
イタドリの根や根茎(こんけい)が原料です。
虎杖根の効能は、利尿作用、緩下剤(かんげざい=便秘薬)、関節痛、生理不順などに用います。
オオイタドリについて
オオイタドリ画像出典元:北海道森林管理局ホームページ
オオイタドリはサプリメントとして使われています。
オオイタダリの若芽を粉にしたものが原料です。
オオイタドリの効能は、鎮痛作用、抗炎症、抗アレルギーです。
特に関節痛などの痛み取りや痛みを伴う炎症に効果を発揮します。
また、抗酸化成分のレスベラトロールなどのポリフェノールが含まれていて、アンチエイジング成分にも注目が集まっています。
漢方薬とサプリメントの違いとは
イタドリは漢方薬。
オオイタドリはサプリメント。
この違いってなんでしょう・・・?
これは食薬区分において分けられています。
製品の原材料(成分本質)により、「医薬品」と判断される場合があります。
つまり、医薬品と同じような使われ方・作用があるものは医薬品とみなすということです。
このような基準から、イタドリ(=虎杖根)は医薬品(漢方薬)として扱われています。
一方、オオイタドリは、イタドリと近縁種で効果や成分が似ていて健康効果も期待できる薬草ですが、イタドリが医薬品リストに載っているので、イタドリと同じ効果・効能を言うことができません。
とても似ているけど、完全に一緒ではないので。
なので、オオイタドリはサプリメントとしての区分で手軽に健康維持に活用できます。
オオイタドリとイタドリの違いのまとめ
- そもそもオオイタドリ、イタドリって何?
オオイタドリ、イタドリもタデ科の植物で野草。
野山に自生している多年草です。
オオイタドリは葉が大きく、一回り小さいのがイタドリです。 - イタドリについて
イタドリは、虎杖根(=こじょうこん)という漢方薬。
効能は、利尿作用、緩下剤(かんげざい=便秘薬)、関節痛、生理不順など。 - オオイタドリについて
オオイタドリはサプリメント。
効能は、鎮痛作用、抗炎症、抗アレルギー。
関節痛などの痛み取りや痛みを伴う炎症に効果的。 - 漢方薬とサプリメントの違いとは
食薬区分によって、医薬品と同じような使われ方・作用があるものは医薬品とみなされる。
このような基準から、イタドリ(=虎杖根)は医薬品(漢方薬)、オオイタドリはサプリメントに分けられる。
最後に
医薬品(漢方)サプリメントでは、入手方法が違います。サプリメントなら、市販のものが店舗やネット通販で手に入りますが、漢方は医療関係や薬局等限られています。
サプリか漢方薬かを把握しておけば、購入がスムーズですよ。