健康効果のある野草にオオイタドリがあります。
食用にもなるし、サプリメントとしても活用されています。
こういった薬効のある食品で副作用があるなら、事前に知っておきたいですよね?
オオイタドリの副作用は、ほぼありません。シュウ酸という成分が含まれていますが、こちらも適量であれば問題はありません。
この記事では、オオイタドリを食用にした場合とサプリメントを摂取するときの副作用と注意点についてを取り上げました。
体にいい食品は積極的に摂りたいし、健康効果の高いサプリメントは飲んでみたいけどデメリットも気になるところです。
是非読んで、健康に役立てくださいね。
オオイタドリは食べられるの?
オオイタドリとは多年草の植物です。
北海道や本州の野山に自生している野草です。
オオイタドリは食べられる野草です。
若芽を摘んで油炒め、天ぷら、和え物、サラダ、酢の物など調理して食べることができます。
このような感じに野山に生えています。
画像出典元:北海道森林管理局ホームページ
オオイタドリは食用の野草でもあるんですが、薬効がある野草として古くから活用されてきました。
鎮痛作用や抗炎症、抗アレルギー作用、特に関節痛や炎症の痛み取りに効果的とされています。
オオイタドリは漢字で『大痛取』と書きます。
見るからに痛みに効きそうな名前ですよね~。
オオイタドリは食べられるだけでなく健康効果もあるんですよ。
食用野草の副作用の注意点
さてここで気になるのが、「野山に生えているオオイタドリを食べても健康に影響はないのか」ということですよね?
オオイタドリの副作用は基本的にはありません。
注意点は2つありますので覚えておくとよいでしょう。
まず一つは、アレルギー。
二つめは、オオイタドリに含まれるシュウ酸という成分。
アレルギーについて
どのような植物、食品でも、体質に合う・合わないがあります。
オオイタドリがいくら健康効果の高い野草であっても、人によって合う・合わないがあるし、アレルギーを起こす可能性はゼロではありません。
食べて気分が悪くなった時は食べるのをやめましょう。
シュウ酸について
シュウ酸とは、植物の“アク”や“えぐみ”の部分含まれる成分です。
シュウ酸の含有量の多い少ないはありますが、野菜全般、山菜、野草、ココア、紅茶に含まれています。
シュウ酸がカルシウムとくっつきシュウ酸カルシウムになると結石ができます。
通常、結石は便と一緒に排泄されます。
しかし、その結石が尿が通る道にできると‘尿路結石’といい激痛を生じます。
ちなみに、結石ができやすい・できにくいは体質によるし、結石があっても全然痛くなく、できたことに気づかない人もいます。
さてさて、オオイタドリにもシュウ酸が含まれています。
食べでも大丈夫なのでしょうか・・・?
食べても問題はありません。
適量を食べる分には問題ありません。
適量とは、おかずの一品として食べる、または箸休めとして食べる程度です。
どうしてもシュウ酸が気になる人は、茹でから水にさらしてから調理するといいですよ。シュウ酸は水溶性なので、茹でて水にさらすことでシュウ酸の含有量を減らすことができます。
ただし、すでに結石がある人で、病院からシュウ酸を含む食品は避けるよう言われている場合は病院の食事指導に従ってくださいね。
オオイタドリのサプリメント副作用の注意点
オオイタドリはサプリメントとして利用されています。
若芽を粉末にして使います。
ここで整理しておきたいのがオオイタドリの近縁種のイタドリから取れる「虎杖根(こじょうこん)」という漢方薬です。
虎杖根は、イタドリの根や根茎(こんけい)が原料で、利尿作用、便秘薬、関節痛、生理不順の改善などに使われる医薬品です。
イタドリの根や根茎にはアントラキノン系成分が含まれていて、この成分はおなかが緩くなる作用があります。
副作用としては、摂取量によっては下痢や腹痛になったりするので、量の調節が必要です。
一方、オオイタドリのサプリメントは若芽の葉の部分を使用していて、根や根茎ではないので、こういった副作用はほぼ出ません。
では、話を戻しますね。
オオイタドリのサプリメントの副作用にはどんなものがあるのでしょうか?
サプリメントの場合、用法・用量を守れば副作用はまず出ません。
決められた量を守って飲めば問題ありません。
早く効果を実感したいからといって、必要以上に摂るはやめましょう。
サプリメントで気をつける点は、アレルギーです。
サプリメントは健康食品です、つまり、食品です。
食品である以上、アレルギーを起こす可能性はゼロではありません。
食用野草の注意点と重複しますが、どのような植物、食品でも、体質に合う・合わないがあります。アレルギーが疑われる場合は摂取を中止しましょう。
オオイタドリの成分で副作用ってあるの?のまとめ
- オオイタドリは食べられるの?
オオイタドリは食べられる野草です。 - 食用野草の副作用の注意点
注意点は2つあって、一つはアレルギー。体質によって合う・合わないがあるので、アレルギーが疑われるときは、食べるのをやめましょう。
二つめはシュウ酸。オオイタドリにシュウ酸が含まれていますが、適量を食べる分には問題ありません。 - オオイタドリのサプリメント副作用の注意点
用法・用量を守れば副作用はほぼ出ません。
早く効果を実感したいからといって、必要以上に摂るのはやめましょう・
サプリメントは食品であり、食品である以上、アレルギーを起こす可能性はゼロではありません。アレルギーが疑われる場合は摂取を中止しましょう。
最後に
サプリメントや食品のアレルギーは個人の体質によります。自身の体調・体質をみながら健康に役立ててくださいね。